Q:
右下3番がひどい歯周病 歯槽膿漏です。
状態は、腫れと炎症があり、歯がぐらついています。
最近かかった歯科医師は、レントゲン診断で骨が極端にうすくなっており、いずれ抜歯しかないとの診断で、治療を施してくれません。
色々調べていると、抗生物質や漢方うがい薬などの内科治療や、外科的治療もあることを知りました。
何とか保存できる可能性はないでしょうか。
又、仮に抜歯しかないとして、それほど骨が減り、かつ、細菌が蔓延している部位にインプラントを立て定着させることは可能なのでしょうか。
A:
歯周病・歯槽膿漏を根本的に内科的に治すことは出来ません。
抗生物質を使うことにより、より早く治すことが出来ますが、
急性症状や慢性症状のある歯周組織を一時的に治すことが出来るだけです。
つまり歯を支えている骨が回復するわけではありません。
歯がぐらぐらになるということは
歯槽骨(歯根を支えている骨)がなくなっているからです。
保存できるかは歯を支えている歯槽骨がどの程度残っているかにかかっています。
歯槽骨が部分的(垂直性吸収)に溶けている場合には、 歯周外科手術
(GTR法、エムドゲイン法)で歯槽骨を回復することが出来ます。
しかし、歯槽骨の全体(水平的吸収)が溶けてしまっている場合には、歯槽骨を回復することが出来ません。
もし、歯周病・歯槽膿漏の状況が末期的状態の場合には、抜歯しか選択枝がないかもしれません。
インプラントが出来るかは、当該歯牙以外にも歯周病・歯槽膿漏の重症の部位があるのか(歯周病・歯槽膿漏は全ての歯に同時に進行する性質がある)、タバコを吸っているのか、かみ合わせが正常なのか、全身的疾患はないのか、インプラントをする部位に十分で適正な骨があるのかなどによって、適応できるかどうかが決まります。
インプラントは、抜歯したところに直ぐに入れられる場合は、虫歯によって抜歯した場合に限られると言っても言いと思います。
歯周病・歯槽膿漏によって抜歯したところにインプラントをする場合には、骨が出来てからになるため、6ヶ月〜1年くらい待つ必要があります。
その場合どの程度骨が回復しているかによってインプラントの適用が可能なのか決定されます。