若年性歯周炎(若いときから歯周病 歯槽膿漏が進行する) |
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進行した歯周病 歯槽膿漏の対応 |
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| 歯周病・歯槽膿漏情報基地 |
はじめまして。歯周病 歯槽膿漏の治療について相談したくメールしました。 私は30代後半の者です。ある歯科医院で歯周病治療をはじめて1年半。その間、当初はレントゲン撮影の後、スケーリング、歯周ポケットが5mm以上のところは麻酔をしてのルートプレーニング、歯周外科手術とエムドゲイン塗布し、今に至っています。重度の歯周病に陥っているうちの3カ所は上記のように歯周外科手術を行い、ほとんどの歯周ポケットが3mm以内になってきています。が、ポケットの深かった右上の奥の2番目の大臼歯は、治療開始当初にルートプレーニングを行った後、これといった検査もありませんでした。 ところが昨年末に腫れて、膿の袋ができ、より歯肉が後退してしまいました。因みに その歯は、レントゲン写真をみると前歯側は中程度の歯槽骨吸収状態のようですが、奥側はもう1/4あるかないかと思われます。歯周ポケットも改善がみられません。いろんな本やホームページを見て、その歯はそう長く保存がきかないことは覚悟できていますが、今のところ、その歯の動揺は0です。歯科医師に今後のことを相談したのですが、だいたい下記のような感じでしたし、歯科医師のいうことももっともな部分があると思います。「この一番奥の歯は,歯周外科手術をしても直視で見られないのでたまった歯石をとりきれない可能性がある。またエムドゲインを施しても・・・残念ながら後ろ側は歯槽骨が水平に吸収しているので、多くの回復は期待できない。しばらくは様子をみて,クリーニング時、ここはとくに丁寧に超音波でスケーリング。もし、また腫れたりポケットが深くなってきたら・・麻酔してルートプレーニングをしますから」 とのことでした。歯科医師とはコミュニケーションがとれているほうだとは思います。ただ・・・これまでの治療中部分的に歯石除去することはありましたが、全歯にわたってのスケーリングは初期治療の後,先日がはじめて。右上の奥も・・・私のブラッシングが不十分であったことやそのとき体調が不良であったことを含めたとしても、歯周外科手術をしないならしないで、治療中ももっと念入りに頼めばよかったと思っています。 一年半の歯周病治療で、全歯にわたる定期的なスケーリングが2回というのは、ちょっと少なかったのでは・・・と思わずにはいられない部分もあります。せっかくの歯周病治療なので、長い保存は見込めない歯であっても安静を保っている間に、なんとかもう少し改善をはかる努力を続けていきたいと思っているのですが、どうお考えになられますでしょうか?あまり無視されたら転院も考えた方がいいのでしょうか? 長い文章になってすみません。ご教示の程よろしくお願いします。 A: 今晩は。大変よく勉強されていて、非常に感心致しました。とても、素人さんとは思えません。30台後半で、かなり歯周病 歯槽膿漏が進行しているようですが「若年性歯周炎」といって、10代から潜在的に歯周病の状態にあり、知らぬ間に重度歯周病に至る方が、しばしば見うけられます。こういった方は、歯周病菌に対する抵抗性が著しく低く、歯周病 歯槽膿漏の治療に反応しにくく、歯周病の進行を食い止められない事が良くあります。又、そういった方がタバコを長年大量に吸っていると、歯周病の症状の改善をあまり望めない事になります(貴方のケースがこれに当たるかは判りませんが)。重度の歯周病 歯槽膿漏に、大臼歯(上2大臼歯)が陥ると、解剖学的理由により完治は殆ど望めないのが現状です。なぜかと言うと、その歯の根っこは3本に枝分かれしています。その為、ルートプレーニングをパーフェクトには行えないからです。同様に、歯根を完全に綺麗にした状態でないと、エムドゲインの効果は出ません。又、貴方の場合、歯根の周りの歯槽骨の状態が、エムドゲインを適用する事が難しいようです。ただ、歯周外科により3本の根っこを完全に露出させ、歯間ブラシを3方向から通す事が出来れば、歯肉の腫れや、歯槽骨の吸収を止める事が出来ると思います。しかし、歯間ブラシが上手く使えなければ、格好の歯周病菌の住みかになってしまいますから、かえって予後を悪くしてしまいます。又、状態によりますが、歯周外科を行っても、歯肉を下げる事が不十分にしか行えないかも知れませんので、この歯周治療法が適応出来るかどうかは、拝見してみなければ判りません。スケーリングの回数について不安という事ですが、歯石が溜まっていなければ、必ずしも行う必要性はないと思います。しかし、何もしないと歯周ポケット内の細菌は治療後3ヶ月でバイオフィルムを形成し、ひそかに歯周病 歯槽膿漏を進行させていきます。ですから、PMTCを行うのが良いと思います。平行して、深い歯周ポケット内のバイオフィルムの破壊を1〜3ヶ月の間隔で行うのが良いでしょう。PMTCを行う事で、歯周ポケット内の細菌数を1/10位迄減らせる事が判っています。定期的なメインテナンスと歯周病予防用の歯磨き剤やうがい薬(ジェルコート、コンクール)等で、ケアしていく事をお薦め致します。 |